Brewtleな時間。Vol. 2
夫婦で紅茶を飲む時間。
「Brewtleな時間」は、Brewtle Craft Tea(ブリュートルクラフトティー)が大切にしたい“装いの先にある時間”を、それぞれの暮らしを通して見つめる小さなインタビューシリーズ。
紅茶を専門に語る人ではなく、服や靴、器、本、家具——。
自分の好きなものを、無理なく自然に使い続けている人たちの日常には、静かに紅茶の時間が流れている。
第二回は、Union Works のシューリペアラー、柳誠一郎さんを訪ねた。
靴修理だけでなく、「SOLE OPTION」シリーズなど英国製品の企画にも携わる柳さん。
この日は、ご自宅で過ごす休日の時間を見せていただいた。

午前の光が、白いカーテン越しに静かに入ってくる。
丸いテーブルの上には、Brewtleの紅茶缶と、ハート柄のマグカップ。
壁には抽象画と家族写真。
棚には器が整然と並んでいる。
好きなものが自然に置かれていて、
心地よい空気が流れていた。

柳さんが着ていたのは、Saint James のボーダー。
「ベースはフレンチなんですけど、小物とか時計はイギリス寄りですね」
手首には、英国のアンティークウォッチ、Smiths 。
使い込まれた小ぶりなケースが印象的で、よく馴染んでいた。
テーブルに置かれたハート柄のマグは、フランスのもの。
「妹からもらったんです」
フランスとのルーツを持つ妹さんからの贈り物だという。
向かいには奥さま。
紅茶を飲みながら、静かに会話が続いていく。
「朝はコーヒーなんですよ。紅茶は、休日の午後とか、ブランチみたいな時間ですね」
窓から入る光と、湯気の立つカップ。
その風景が、とても自然だった。

最近読んだ本として挙げてくれたのは、Boy Swallows Universe 。
1980年代のオーストラリア・ブリスベンを舞台にした物語だ。
「軽い気持ちで読み始めたんですけど、かなり面白くて」
古い時代の空気や、少し荒削りな街の景色。
そこにどこか英国文化の余韻を感じるのだという。
好きな靴、本、道具。
柳さんの部屋には、長く使い続けているものが自然に並んでいた。
良い靴を履くこと。
お気に入りの器を使うこと。
休日に、ゆっくり紅茶を淹れること。
どれも日々の暮らしの中にあるものだ。
夫婦で紅茶を飲む時間も、そのひとつだった。
